医療用語を身に付ける方法

 新人看護師にとって医療用語や略語を聞いていても外国語を聞いているのと同じで全然わからないという人はたくさんいます。最初はなかなか覚えられず先輩に聞こうと思ってもそんなことも知らないのと思われるのが怖くて聞けないなんてこともよくあります。

 そんなとき活躍するのが電子辞書や科目ごとの小さな本ですが、一番身近にあって使いやすいのはスマートフォンです。用語集をブックマークに入れておけばさっさといつでも調べられます。電子辞書や本だと家に忘れてたなんてこともありがちですが、スマートフォンは日ごろからよく使うものなので忘れにくいです。午前中の仕事の最中わからない単語が出てきたらメモしてお昼休憩の時に調べたりすることもできます。

 ちなみに医療現場でよく使われる用語を紹介しておくと、ショット・ワンショット(静脈へ注射を打つことを指します。)、側管(点滴の横から注射したり定時や臨時の点滴を行うこと)、プリセプターシップ(医療用語といえるか微妙だが、看護講師の教育体制のことで、新人看護師を教育する立場の人)、ヒヤリハット(ミスや事故がギリギリのところで防げたという意味)などがあります。

 ほかにもたくさんあるので頑張って仕事をしていく中で積極的に用語を使うようにして覚えて行くようにすると自然に覚えられます。スマートフォンをフル活用して医療用語の嵐を切り抜けられるように努めてみましょう。